7月も後半に入りました。
もうすぐ当社の近くではさいたま市花火大会が開催されます。
当社メンバーも楽しみにしています。
花火は夏の風物詩。
日本各地で行われ、多くの人でにぎわいます。
さいたま市花火大会は、他のところと比較すると規模はそれほど大きくないのですが、それもまた、地元の人間からするとこじんまりしていて魅力です。
本日はそのような花火大会が多く開催される河川沿い、もしくは川に近い土地についてお話をさせていただきます。
河川に隣接している、もしくは河川に近い土地というのは一般的に何度も氾濫の経験を積み、「地盤が弱い」と言われます。
これははたして本当なのでしょうか?
たしかに川というのは氾濫します。
2015年台風18号の影響で鬼怒川の堤防が決壊、川が氾濫した事実は皆様の記憶にも新しいことでしょう。
しかし、川が氾濫するとか水辺が近いということで地盤が弱いと思われがちな大きな河川周辺ですが、実はそれほど地盤が弱いということはないのです。
ご説明させていただきますと、川の近くの土地は、砂の層が堆積しています。
特に大きな河川になりますと、この砂の層の数が多くなるのです。
つまり大きな河川の周辺の地盤は強く、逆に家の傾きなどは起こりづらいという傾向があります。
ただ先にお話をしました通り、川の氾濫は絶対に起こらないということは約束できるものではありません。
特に最近は、夏の猛暑の影響でしょうか?ゲリラ雷雨が多く台風も激しいケースがあり、氾濫の危険性というのは低くないと感じます。
家の傾きはそれほど心配する必要はないかもしれませんが、土地を選ばれる際はそのことに関しては、しっかり検討なさった方がよろしいでしょう。
大きな河川はこのような状況ですが、たとえば用水路のようなものはどうなのでしょうか?
これは状況がまったく異なりますので、用水路に向かって地盤沈下が起こりやすいというのが実情です。
用水路沿いの土地の購入を考えられている方は、家を建築する際、必ず杭をうちましょう。
家が傾く可能性は低くないので、杭はマストであると感じます。